BLOODY SHADOWS考察・感想①
Twitterの140字ではどうにも収められそうになかったので、
右に倣えでブログを立ち上げてみました。
BLOODY SHADOWS本編、台本等の内容を既に知っていることを前提で書いておりますので、
- まだ観てない or 読んでない
- ネタバレは回避したい
以上の方は、今すぐお戻りください。
※自分がしたい妄想をするために集めた情報を自分なりに解釈して、
自分で見返す用にまとめているものなので、
これが全てでは無いということ、
表面をなぞっただけの浅い知識で間違った部分も多数ある、
考察と言う名の妄想、
ということを念頭に、軽い気持ちで見て頂ければと思います。
時代設定
一体ブラシャはいつの時代の出来事なのか? という疑問。
キャラや設定も踏まえつつ考えてみようかと思います。
まず始めに、アイレスとウォーレンですが、
都に居た頃、アイレスが劇作家として活躍、ウォーレンが宮廷道化師をしている時に、宮廷で演劇を行った際に出会うと台本に書いてありました。
脚本を書いているアイレス本人が、自分の舞台に出演させる道化師を一度も見ずに本番に挑むということは無いんじゃないかと思うので、
初対面はアイレスが劇団に来たとき、
つまりウォーレンも、同時期に同じ劇団に来た、
あるいはウォーレンのほうが先に居たのではないか、と勝手に思い込んで話を進めます。
そもそも、『宮廷道化師』とは?
と、頭上に大量のハテナマークが浮かんだほど知識が乏しいため、Wikipediaで検索してみました。
中世ヨーロッパもしくはテューダー朝時代に支配者層によって雇われたエンターテイナー。
物語を語ったり、歌や音楽、アクロバットやジャグリング、奇術など様々な芸を披露して楽しませてきた。また、おどけた調子で芸を披露し、当時の事柄や人物を笑いにした歌や話を創作した。
ペットかマスコットのように扱われ、主人を楽しませるためだけでなく批判をするために仕えていました。
あの、話は逸れますが、これを読んで、
エンターテイナーだとか、おどけた調子だとか、賢いからこそ笑わせられることが出来るだとか、
みんなが伝えたがらない嫌なことも伝えられるという部分は、
アニメ1000%でHAYATOのことを隠していたトキヤに対して、一喝(?)したシーンが思い出されるような。
ペットかマスコットのように扱われ、主人を楽しませたり批判もするという所は、
神宮寺家の広告塔になれと言われ(愛ゆえにでしたが)、父や兄との確執があった当時を彷彿され。
なんだかコレは、とても神宮寺レンらしいなあ…!!!と思わされてしまって。
(見当違いな事を言っていたら、レン様担のプリンセスの方々本当に申し訳ありません。)
情報にも敏感なほうで雑学や知識も豊富だし、
それを踏まえたジョークを日常会話でさらっと出来たり、
友人達をおどけた調子でからかったり、
サプライズ好きで魅せ方にも拘ったり十分にエンターテイナーではないかと。
改めて、この役がレンで良かった、
レンだからこそ、ウォーレンの道化師時代の雰囲気もぴったりと当て嵌まった(作中で宮廷道化師演じてるシーン一切ありませんけどね!)のではないかなあと思うと、
ウォーレン役に神宮時レンを選んで下さったどこかの事務所の方、本当に凄い、本当にありがとうございます…!という気持ちでいっぱいです。
話は戻りまして、先ほどのWikipedia宮廷道化師のページに、
イングランド王家の宮廷道化師
ウィリアム・シェイクスピアは後に国王一座と呼ばれる宮内大臣一座で脚本を書き、演じた。道化師たちはシェークスピアの劇に登場し、道化役を得意としていた。
と、まさに劇作家アイレスと宮廷道化師ウォーレンに当て嵌まるのでは???
っていうような事が書かれています。
都、というからには世間的に知名度があり華やかな場所でしょうし、
16世紀のイギリスは絶対王政の時代で全盛期でしたし、
ここでの『都』=イギリス だと仮定してもおかしくは無いと思います。
そこで、その他時代背景の妄想などを自分の中で円滑にする為に、
『 シェイクスピア = アイレス 』
として、考えて行きます。
※ただ、私はシェイクスピア本人・書いた作品についての知識はゼロに等しいため、今回調べた中で分かったこと以外の情報は考察に取り入れておりませんのであしからず。
シェイクスピアの知識がある方なら、この当時の2人について、もっと深く詳細に考察出来るのではないかと思うので、後はその方に委ねます。
シェイクスピア=アイレスとして考えると、
1585年前後にロンドンに進出し、1592年には新進の劇作家として活躍した。1612年ごろに引退
アイレスが劇作家として活躍したのが、1592年。
16世紀。
ウォーレンはブラシャの時代で、現状200年以上生きている。
つまり、この時点でブラシャの時代設定は16世紀+200年で、
”18世紀” であると言えるんじゃないかと思います。
正確には、18世紀~19世紀初期でしょうか。
宮廷道化師が存在していたのが14世紀~17世紀(*1646年)らしいので、
(*1646年…第一次イングランド内戦に敗れたとき、宮廷道化師の歴史が終わったとされていたので、ここまでがウォーレンが確実に存在していた時期と言えるのではないかと仮定。)
ウォーレンがバンパイアになったのが15・16世紀で、18・19世紀初期がブラシャの時代背景だと考えると計算がピッタリ合うかと。
18世紀にはマサフェリー様が使っていたような小銃も発明され、
温室も17・18世記から存在していたようです。
(ブラシャのパンフレットから見るに、城外にそれっぽい建物が無いので、城内のどこか窓が大きい一室を温室としていたんじゃないかと勝手に考えています。
オランジェリーというものが1番イメージに近いんでしょうか。
当時の温室については検索してもほぼヒットしなくて良く分からないです。)
舞台設定
西暦何年~何年までがアレでコレでとか細かく深く考え出すと、
頭が爆発しそうになるので全ての可能性を考えるのはやめます。
ただ、明確な年代があると妄想がスムーズになるので、
ウォーレンは、1501年(0歳)に産まれ、1525年(24歳)にバンパイアになったと仮定して進めます。
ウォーレンの苗字obuolys(オブアリース?)は、リトアニア語とのことなのでその辺りの国に居たとすると、そこからどういう経緯でイギリスに行ったのかまでは疲れたので想像しませんが、
イギリスにて、1592年に劇団にやってきたアイレスと、同時期にやってきた(と仮定)ウォーレンが出会う。
上記の設定で考えると、このときウォーレンはバンパイアになって、67年目と言うことになります。
67年って、まだギリギリ人間の気持ちとか人間だった頃の記憶を忘れてないんじゃないかと思うんですよね。
闇の者でありながら心には微かに光が残ってる、でもその光もそろそろ消えそう。
そんなフワフワしている時に、300年も闇の中で生きてきたアイレスに出会ってしまったら、そりゃ付いていくしかないだろうなあと。
ザックリ言うなら、鳥の雛が初めて見たものを親と思い込むみたいなもんでしょうか。
純粋に圧倒的な力の差もあると思いますが、
作中で、アイレスがウォーレンを暗示にかけるようなシーンがありましたけど、この時もアイレスは同じような言動をして、当時友人も愛する人も居なかったウォーレンの心は簡単にアイレスの手に堕ちてしまったのではないでしょうか。
もしくは、まだ人間の心があったのなら、作中でアイレスが幸せな記憶を取り戻したことをウォーレンは喜んでいたので、
このとき自分より容姿の幼い子が長らく生き、心を失っている姿に同情した部分もあったのかもしれないです。
アイレスが寂しさと孤独を味わいながら300年間(16世紀当時)生きてきて、
今まで一度も同族に会ったことがなく、この時初めて同族=仲間というものに出会ったのなら、
『絶対に離さない』『二度と一人にはならない』という物凄い執着心が湧くのも納得かなあと。
恐らく、もう完全に過去の悲しみは閉じ込めて記憶も忘れて、孤独な世界をずっと耐えていた頃だったんじゃないかと思うので。
その後、シェイクスピアは20年間活躍したのち、1612年に引退、
とあるので、そのままアイレスで置き換えると1612年にイギリスを離れて、別の土地へ。
しかし20年間も、見た目が変わらない二人が周りから不審がられず、同じ場所に居られたとも思えないので、
もっと早く都を離れていたかもしれないし、
吸血鬼は変身も出来る説もありますから、だんだん老けて見えるように化けていたのかもしれないですが。
ブラシャの舞台、場所は、当初Twitter等でも皆さんが言われていた、
ルーマニアのトランシルヴァニアで良いんじゃないかと思います。
画像検索してみるとうっそうと茂る森の感じや、城もまさにそんな感じな気がします。
友人が、パンフレットに描かれていたマサフェリー宅と似ている要塞教会を見つけていたりしました。
舞台の設定はトランシルヴァニアだけど、撮影が行われたのはフランスのカルカソンヌということでしょうか。
撮影地の”近く”を観光、とブログで書かれていたので、
カルカソンヌ自体が撮影地ではないかもしれませんが。
(歴史ある景色|BLOODY SHADOWS 公開記念期間限定ブログ|THEATER SHINING|うたの☆プリンスさまっ♪)
でもフランスとルーマニアの距離的に全然近くないので、撮影場所がルーマニアでは無いというのは確実そうです。
それで、そのルーマニアに吸血鬼2人はイギリスから向かったことになるわけですが、
何でルーマニアという国を目指したんだろうと思い、
ドラキュラのモデルとなった方が15世紀に居ることから、その土地に吸血鬼が居るという話を聞きつけた2人が、仲間が居るならまた引き入れようとしてたんでしょうか…。
うーん。
ルーマニアは『ヨーロッパの東の果て』とも言われてるらしいので、ただ単に長い時間の暇つぶしに、東の果てはどんな所か見てみようみたいな、RPG展開みたいなことになったんだろうか。
そんなブラシャの世界でまで2人してゲームしなくても
ウォーレンの200歳という設定から、
安易に2人の出会った1592年に200年を足して、
作中のブラシャ本編の時代が1792年と仮定すると、
引退した1612年から180年経っていることになります。
すぐにその年ルーマニアに来て住み付いたというわけでも無いと思いますが、
100~180年間近く、舞台となった村に住み付いているとすると、
生贄を捧げて村の平穏を吸血鬼に守ってもらうという、
『しきたり』が村に根付いて、
まだ20歳前後と思われるマサフェリーの意識にも強くすり込まれているあたり、
数年程度ではそんな風にはならないだろうし、
「より多くの魔力を得れば、次の生贄を選ぶまでの期間も長くなる」
と言うセリフから、
生贄を捧げた年から数年のスパンが開くので『しきたり』が浸透するまで、それなりの期間が必要だし、
アイレスとウォーレンがこの村に来てから100~180年という期間は、
設定上ちょうど良い月日なんじゃないかと個人的に考えています。
はーーー!!!!!超個人的な舞台背景まとめ(妄想)はこんな感じです!!
計算とか歴史とか間違ってたら申し訳ありません。
色々仮定しまくって無理やりこじつけてるので、それ違うだろ!って思う部分もあるかと思うのですが、ほんと軽い気持ちで見てもらえたらと。
もう500歳以上とか200歳以上っていうアバウトさなので、0~99まで全ての可能性を考えるのは果てしなさすぎて無理でした。
ここまで全部目を通して下さった方が居ましたら、心から有難う御座います。(BGM:サンキュ)
タイトルに①としましたが、続くのか分からないです。
気力があればキャラの名前や歌詞とか本編の感想も書きたい気がします。
それでは